こどもの育ち


2歳児 「自分でする」
自分の行動に自信が出てきて、『こうしたい』『こうなりたい』との思いが強くなります。しかし、 思い通りに出来ずに、泣いたり、怒ったりします。 先回りせず、そっと援助して、「出来た」と言う思いが、感じられるようにしましょう。指先、足先等の発達が進み、ハサミ等の道具が使える様になったり、高い所に登ろうとする姿が見られます。 また、視野が少し広くなり、家族以外の人との関わりを求めはじめる時期です。
3歳児 「やってみたい」
「なんでもやってみたい!!」色々なことに興味を持ち、「どうして?」の質問が沢山出てくる好奇心旺盛な時期です。友だちに関心を示し、遊び相手を求めます。ほとんどのお子さんは家庭から離れて初めての集団生活となります。不安もありますが、次第に慣れて、友達と遊ぶことを楽しみ、当番活動も喜んで行うようになります。礼拝や園での様々な生活を通して、目に見えないけれどもいつもそばにいて愛してくださる神様を知り、「うれしいな」、「ありがとう」の喜びや感謝
の気持ちを神様にも人にも素直に表現します。
4歳児 「友だちと一緒」
友だちとのつながりが深まり、ごっこ遊びの中で役割分担ができるようになって、楽しさを感じる一方、ぶつかり合いも多く、心の葛藤が始まります。大人の目から発達の道筋が見えにくく、遊びが発展していないように見えたりもする転換の時期でもあります。これまでの経験をもとに自分の思いを出して行動しながら、集団の中で豊かな経験を積み重ねて行きます。年長児へとむかう過渡的な時期ですので、ありのままをゆっくりと見
守って行きましょう。
5歳児 「みんなちがってみんないい」
身近な出来事と同時に園以外の地域社会や世界のことにも興味を持ち、友だちの存在そして自分の存在を感謝し、困っている友だちを助けたいという気持ちも育ってきます。友だちのため、家族のために祈る姿や、自分より小さな友だちにやさしく接し、会話する姿がみられます。 また遊びの中でも何をどのように作ろうかなど筋道を立てて考え、話し合いが出来るようになります。さまざまな人間関係を経験し、心と体が育ち、個性が豊かに発揮されます。