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止揚学園訪問のご報告(父母の会)

暑さ残る先週9月5日(木)、止揚学園(滋賀県東近江市)へ保護者有志で訪問してまいりました。バスで片道1時間半ほどにある、57年続く障害者支援施設で、敦賀教会幼稚園父母の会では3年に1度の訪問をさせていただいております。

のどかな場所にカラフルな建物、仲間の方々(学園では入居者のことを「仲間の人」と呼びます→一緒に生きることが大事、という思いから)や職員の方々が明るく大切に出迎えてくださるので、訪問者はまず心がほぐれ、ホッといたします。訪問者も多く(小学生、高校生、大学生など泊まりで訪問されます)、また地域行事(学校行事含む)などにもよく出向かれるので、仲間の方々は色んな人と交流することが大好きです。外国からのお客様にも、言葉は通じなくても積極的に握手されるということです。

まず玄関にスリッパがキレイに並べられていたのですが、遠慮して持参のスリッパを履こうとしたところ、職員の方が「敦賀出身の仲間の人が、敦賀からのお客様が来るのを楽しみに喜んで準備したので、履いてもらわないと悲しみます」と教えてくださり、スリッパ一つに込められた思いに感激させられました。

玄関に掲げられた「目に見えるものより 目に見えないもの」(Ⅱコリント第4章18節)、「子供のためではなく 子供と共に」をご紹介いただき、目に見えない大切な「心」より目に見えるものを優先していないか、親として子供を下に見ていないか、など自身に問いかける時間となりました。

建物内は廊下もお手洗いもピカピカ。仲間の方々は「物にも命がある」と思い「廊下が喜ぶ!」と掃除の歌を謳いながら、楽しくお掃除されます。仲間の方々は「キッチリ」が好きなので「環境を整える」ことが「心の安定につながる」とのことでした(衣服の収納も向きがキッチリ揃っていました)。

お手洗いは「生きる本質のある部屋」で、入居時に自ら排泄できなかった方に、お手洗いで排泄する気持ちよさを知ってもらうことを大切にされ、間に合わなかった場合は職員が「失敗させてしまった」と反省されます。失敗させないように、心がカチッと合う瞬間(そろそろトイレかな)が感覚で分かるそうです。それを待つ間も決してムダな時間ではなく「一緒に生きている時間」とのこと。子供のトイトレの時にこのように考えてあげられたらよかった…とまた反省でした。

訪問者は必ず昼食を共にいただきます。人は食事の時が一番「自然体」だからだそうです。調理は職員が交代でされます。専門の方はいないのに豪華で美味しく、心身ともに満腹になりました(お昼が一番豪華とのこと)。昼食時、幼稚園側からは「イエス様大好き」「敦賀教会幼稚園の歌」をプレゼントさせていただき、「イエス様大好き」は仲間の方々も一緒に振りをしてくださいました。学園の歌も皆さんと一緒に歌って踊れて楽しいひとときでした。

仲間の方が私の鞄を見て「小さい鞄」と仰いましたが、訪問者の鞄の大きさで「日帰り」なのか「宿泊」なのか察知しているとのこと。仲間の方々は、「察知する力」が大きく、人の心にそっと寄り添ってくれるので、職員の方々も慰められ、教わることが多いとのことでした。

昼食後は福井生(いくる)園長先生に「目に見えない大切なこと」を実感させられるお話を伺いました。入居してもご家族と疎遠になる訳ではなく、ご家族の訪問も頻繁で、人手が必要な「畳干し」の時などは協力してもらったり、親同士の交流があったり、亡くなった後もご縁は繋がり続けているそうです。

帰りも仲間の方々が「また来てね」と笑顔で見送ってくださり、たくさんの豊かさをいただいて帰路につきました。

お詫びですが、代々父母の会では、小さいお子さん連れでの訪問をご遠慮いただいてきましたが、仲間の方々は子供が大好きなのでぜひお連れ下さい、とのことでした。ですが、バスで往復3時間は小さいお子さんにとって負担になる可能性もありますので、希望される方がいればお子さん連れOKにするなど今後の訪問では話し合っていただければと思います。

今回も父母の会の皆様の積み立てのおかげで訪問を実現することができました。先生方、保護者の皆々様に心より感謝申し上げます。

止揚学園訪問実行委員会

 

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